そうしくんについて
- 氏名
- 髙橋総司(たかはしそうし)
- 生年月日
- 2016年7月31日
- 居住地
- 東京都中野区 ※現在は、東京大学医学部附属病院に入院中
- 血液型
- AB型RH+
- 病名
- 拡張型心筋症
- 現在の病状
- 補助人工装置(エクスコア)の装着 7種類の薬の内服
- 好きなこと
- お兄ちゃん/食べること
これまでの経緯
2016年
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7月31日
東京都府中市の病院にて、妊娠40週と1日で誕生。体重3152g。
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10月
RSウィルスに感染。
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11月
喘息症状が続く。かかりつけ医を受診。レントゲン撮影は異常なし。
2017年
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1月11日
かかりつけ医から近隣の大きな病院を紹介され受診。レントゲン撮影は異常なし。RSウィルス感染以降、喘息症状が続き、かかりつけ医の受診は継続していた。
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5月6日
夜から咳が出はじめる。
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5月10日
前日の午後から喘息が悪化。この日になって心不全を起こし、都立小児総合医療センターに緊急搬送。人工心肺装着手術を受ける。
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5月22日
人工心肺から離脱。
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6月2日
人工呼吸器から離脱。
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6月14日
一般病棟へ移動。
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7月31日
前日に高熱を発し、夜に突然の下痢と嘔吐。状態が悪化したため、この日PICU(小児集中治療室)に移動。
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8月8日
午前9時~9時半頃にかけて2度も心停止を起こしかける。心臓マッサージで蘇生。開胸手術による2度目の人工心肺装着手術を受ける。
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8月24日
人工心肺から短期VAD(補助人工心臓)への切り換え手術。
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9月22日
東大病院へ転院。エクスコア(小児用補助人工心臓)への切り換え手術。
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10月6日
一般病棟へ移動。
2018年
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3月11日
コロンビア大学病院(アメリカ・ニューヨーク州)から受け入れの連絡。
「拡張型心筋症」とは?
心臓の心筋細胞の変化によって、左心室の壁が薄く伸びて拡がってしまう病気。
その結果、左心室から血液をうまく送り出せず、うっ血性心不全を起こしてしまう。
原因は分かっておらず、重症化すると心臓移植が必要になります。
日本での臓器移植手術の現状
日本でも1997年に臓器移植法が施行され、脳死判定された人から臓器を提供してもらうことが可能になりました。しかし、日本では諸外国と比べ、なかなか臓器移植が増えていない現実があります。2015年における100万人当たりの臓器提供者数は、アメリカの28.5人、韓国の10.0人に対して日本はわずか0.7人にすぎません。提供がなかなか増えない理由としては、提供病院の体制が整っていないこと、医師が脳死患者の家族に臓器提供を切り出すことが難しいことなどが挙げられます。心臓移植に限っても、昨年の国内での移植件数は56、0~9歳に限ると2件のみでした。移植を待ちながら命を落としてしまう子も少なくありません。このように、日本で移植手術を受けるのは大変困難なのが現状で、命を救うためには一刻も早く海外で手術を受けることが必要なのです。